初恋イチゴ。˚*




彼女達が立ち去ったあと


翠くんと話しながら教室へ向かう











「翠くん、ありがとう」





「なーんのーことー?」











私が微笑むと翠くんは真逆を向きながら
とぼける





そんな翠くんが愛しくて愛しくて…



大好きだなぁって思う











「でも女の子の胸ぐら掴むのはやりすぎだよ〜」











あんなに怖がってたって事は相当だったんだと思う





まぁそんなことも嬉しいと思ってしまうんだけどさ?











「うん、反省してます」





「それならいいんだよ♪」











ほんと、素直で優しい




でもね


そんな事されたら勘違いしちゃうよ







滅多に怒らない翠くんが怒ったなんて


ちょっとは特別だと思ってもらってる?

って勘違いヤローになっちゃう











「このことは春也と夏恋にはナイショな?」





「う、うんっ♪」











ナイショって…♪



二人だけの隠し事みたい♪







そうやって浮かれながら教室へ向かいました





< 278 / 306 >

この作品をシェア

pagetop