初恋イチゴ。˚*




「あ…ご、ごめんっ
今の八つ当たり…」











私がウルッてしてしまったから
夏恋ちゃんは急いで謝ってきた






夏恋ちゃんは悪くない


私の押し付けだもん…











「わ、私が悪いから」




「そんなことないよっ
結苺が言ってくれた時本当は嬉しかったの」











え??



本当は嬉しかった?





キョトンと見つめると
夏恋ちゃんは少し泣きそうな顔になって話し出す











「まだ春也が好きだから
あの時別れるなんて言ったの後悔してる」











そうなんだ…




でも素直になれないんだよね…











「夏恋ちゃん、素直になろう?」





「無理だよ
もう私たちは終わりなの」





「そんな…」











そんな簡単に終わっていいのかな?



せめて…友達に戻るくらい…





って、これも私の押しつけだよね







難しいなぁ…恋愛って





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