初恋イチゴ。˚*
とりあえず着いた牛乳を落としに
外にある水道に行くと…
「あ…」
「美雨ちゃん」
久しぶりに美雨ちゃんに会った
って言うか…別れてから初めて会った??
それくらい久しぶり
もしかしたら避けられてたのかもしれないけど
「久しぶりだね」
「お、お久しぶりです…」
いつも思うけど
結苺といい、美雨ちゃんといい
俺といると少し暗い顔になるのはなんでだろうか
ふたりの暗い顔は種類が違う気がするけど
「そう言えば伊月先輩とより戻したんでしょ?
おめでとう」
めでたいことだ
俺が祝うと美雨ちゃんはにっこり笑ってくれる
「ありがとうございます
先輩は?小花先輩とどうです?」
「あはは〜、相変わらず友達だよ」
残念ながら向こうには好きな人いるみたいだし
「はぁ〜…二人とも奥手すぎるんです
もっと積極的に行ったらどうですか先輩!」
美雨ちゃんは俺にグッと詰め寄って
怒り出す
「男なら積極的にでしょ?!
だから先越されるんですよ!」
「え…あ…はい」
「また夏恋先輩のときみたいに後悔するんですか!?したくないなら動く!!
わかりましたか!?」
「わ、わかりました」
迫力がすごい
年下とは思えない凄さだ