初恋イチゴ。˚*
「関係ある
俺お前が好きだからさ」
「え……?」
と、と、突然の告白!!
まさか言うとは思ってなかっただろう
三浦くんも目を丸くしてるし
なにより夏恋ちゃんが戸惑っている
「ちょ、そんな嘘いらないよ」
「嘘なわけないだろ」
「な、な…なんでそんなこと言うのよ」
やばい…夏恋ちゃんがプチパニックだ
何とかしなきゃって思うのに何も出来ない自分が悔しい
「俺といる方が素の夏恋だし
俺にした方がいいんじゃねーの?」
「や、やめてよ
私は…私は翠くんが好きなんだから…」
これはもう放っておけない
人前で泣きたくないタイプの夏恋ちゃんが
泣きそうになってるもん
私は見ておれず、夏恋ちゃんの手をギュッと握る
「春也くん、今はもうやめてあげて??
行こう夏恋ちゃん」
「う…うん」
そうして私は夏恋ちゃんを引っ張って保健室に駆け込んだ