初恋イチゴ。˚*




「さ!ご飯食べよーっ」





「うん♪お腹すいちゃったよ〜」











私はわざと明るく言ってみせる



だって私が三浦くんのこと好きなんて知ったら
夏恋ちゃん優しいから遠慮しちゃうもん











「あのね〜…最近ちょっと微妙なのよね…」





「微妙?」











ご飯のおかずがかな??











「うん、バイトが多くてね…
なんかちょっと寂しいかも…なんてねっ」











あ、三浦くんのことか


確かによくバイトで忙しそうだもんな…











「大丈夫だよ♪
三浦くんは夏恋ちゃんしか見てないよ♪」





「そ、そうなんだけど…
あーーーっ!付き合えてるだけいいのに欲張りだなぁ自分」











そんなことないよ…

誰でも欲張りになるよ





こうやって夏恋ちゃんが不安にならないように
もっとちゃんと自分の気持ちをなかに閉じ込めなきゃ





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