初恋イチゴ。˚*
「結苺っ!」
呼びながら小花さんの手を掴むと
きょとんとした顔の小花さん
「えっ!ゆ、結苺…!?」
「あ〜何回も呼んだんだけど振り向かなかったから結苺って言ったごめん」
まぁ馴れ馴れしくしたら嫌だよね
「いやいや!ど、どうしたの?」
「スカートの後ろめくれてる。中見えてる」
俺がスカートを指さしながら言うと
途端にこれ以上ないくらい真っ赤になった小花さん
すごい赤いな
「は、恥ずかしいっっ!!
あ、ありがとうっ!!!」
慌てて直しながら半泣き状態の小花さん
やっぱり気付いてなかったんだ
「いいよ」
「もう〜…こんな恥ずかしいとこ見せてごめんねっ!わ〜顔から火が出るっ」
そう言ってニコッと笑う小花さんをみてて
さっきまでのどん底だった気持ちが少しずつ晴れる気がした
それと同時に面白くなって
この人アホすぎる笑"
「あははっ
面白いね小花さん」
我慢できず声を出しながら笑うと
小花さんはさらに顔を赤くした