初恋イチゴ。˚*




「でもここに来たってことは別れてない?
あれデマだったのか!!
そうだよね!仲いい二人が別れるわけないって思ってたんだよ!!」











花凪先輩はちょっと空気読めない所があるとか聞いていたけど

ここまでとは…




しかもデマだと思ってるし…
みんな凍りついてますよ…?











「え?どうした??ちがうの?」











みんなのただならぬ反応にようやく気付いたのか、きょとんとする花凪先輩











「別れたよ」











そんな花凪先輩に一言そう言った翠くん



さすがの花凪先輩もちょっと気まずそうに
だけど疑問は消えないようで質問する











「え?あんなに仲良かったじゃん!」





「仲良くたって別れるときはあるだろ」





「じゃあなんでここに…?」





「普通に友達として勉強会」





「どっちから別れたの?」





「……俺だよ」











翠くんはその一瞬だけ苦しそうな顔をしたけど
すぐに元に戻る











「へぇ〜意外
お前らはもう別れないと思ってた」











花凪先輩…


そこで夏恋ちゃんが花凪先輩を見据えて言う











「すみません」




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