初恋イチゴ。˚*
「いや、俺だけじゃないよ
ちゃんと春也からもお金もらってたから」
「えっ!?」
びっくり
もしかして最初から私に払わせる気なかったのかな?
「本当…ありがとうっ!!」
嬉しいな…二人の優しさが嬉しい
申し訳ない気持ちと嬉しいという気持ちでいっぱいいっぱい
夏恋ちゃんもニコッと微笑んで二人に向かう
「ありがとう♪
結苺もありがとう♪」
「ううんっ!!」
私は本当に何もしてないのにお礼なんてもったいない
「じゃあ帰るか!!」
春也くんはそう言って歩き出す
それに続いて翠くんも夏恋ちゃんも歩く
私このままでいいのかな?
翠くんの御家族さんにはご飯もご馳走になったし…何か私にできることは…
よし!私にも出来ることって些細なものでもお返しをすることだよね
「ね、ねぇ!
わ、私ちょっと寄りたい所あるから」
「どうしたの?結苺
私もついていくよ?」
夏恋ちゃんはそう言ってくれるけど気持ちだけもらっておく
「大丈夫♪
先に帰ってて!また明日ねっ」
私はそれから三人を振り返らず走り出した