初恋イチゴ。˚*
「結苺?
なんで泣いてるの?俺ら何かした?」
そんな優しく言わないで…
応援出来ない自分が余計汚く見える…
「翠くん」
「ん?」
「翠くんは、好きな人いる?」
気付けば自分はそう聞いていた
翠くんは一瞬言うか迷ったような顔をしたけど
流しちゃいけないと思ったようで、ちゃんと目を見て答えてくれる
「いるよ」
やっぱりそうだよね
「それは…それは夏恋ちゃん?」
自分はバカだ
自分の首を自分でしめてるよ
「うん、未練たらしいけど
俺はまだ夏恋が好き」
「そう…だよね」
翠くんの口からはっきりと聞いてしまった
それでも私の翠くんへの気持ちは変わらないのは何でだろう?
私も未練たらしいんだね