初恋イチゴ。˚*




心の中では応援できない

でもね、せめて言葉だけは応援してるよって伝えたい
だってそうしないともって私は汚くなりそうだもん…






私は精一杯ニコッと笑って見せる


翠くんがよくする隠す笑顔を真似て











「ならなおさら戻らなきゃ!
二人っきりにしたら後悔するんじゃないの?」











私の隠す笑顔をみて、翠くんは少し苦しげに微笑む



隠しきれてない笑顔











「俺が二人の邪魔をしても、二人は幸せになれないから。それなら応援した方がいい」











そっか…
きっと翠くんは私と同じ気持ちなんだ…


二人の幸せを願いたくないけど願うふりをしなくちゃ自分を保てない



汚い自分に気づいても、嫌なんだよね…











「翠くん、そんなに苦しまないで?」











もっと楽になっていいんだよ?


私も同じ気持ちだよ…











「それに、結苺を暗い中ひとりで行かせれないよ」





「…ありがとう」











それがただの口実でもいい



二人を見るのが辛いから来たとしてもいい





私は翠くんが今ここに来てくれて

嘘でも一人で行かせれないって言ってくれて…



今は私はそれでいいんだ





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