二重人格なあいつ
あたしはそんな事を考えながら4階に着いた。
ここの学校は全学年D組みまであってちょっと変わってるんだ。
なにがかというと、1年が1階とかじゃなくて1,2,3年のA組が1階。2階がB組。3階がC組。そ
して4階がD組みってわけ。
あぁ、だるい......
3年D組のクラスについた。
うわあ・・・・・・いかにも悪そうな人の集まりだ。
「あ、あのお・・・??すいませ~ん・・・」
「あぁ??なんだてめー??」
何こいつ・・・いまどきリーゼントかよ。ぶっ!!だっさいな!!
「あの、坂野太一さんっていますか??」
「ああ、あの黒板の前にいるけどなんかあいつに用??」
「そうですけど、呼んでくれません??」
ちょっとイラつきながら対抗してみた。
ちょっとした勇気がいるわあ。
「用を言ってくれなきゃ呼べねーなあ......呼んでほしけりゃはやく言え」
なんだこいつっっ!!!むかつくっ!!
「それはちょっと・・・」
「いえっつってんだよっ!!!てめーの耳は飾りか!?」
あたしとおんなじこといってんじゃねーよ!!!もう我慢できないな・・・
「はや・・・ぐふっっっ」
今あたしが何をしたかって??
みぞおちいっちゃった♪
・・・・・・ってなにやってんのあたしぃいぃいぃいぃいぃいぃい!?!?
やばいじゃん3年はっ!!
「て、てめ・・・ざけン」
―――グッ―――