二重人格なあいつ

「お前さあ・・・なに俺の机で寝てんだよ??」

俺は屋上の柵にもたれ掛かりながら言った。




「......そんな口答えしていいと思ってんの??」




「え!?」

「何あたしに口答えしてんのよっ!!!」



―――ゴンッ―――



「っつあああああああ!!!な!!なにすんだよっ!!」

「あたしに口答えなんかしちゃあ・・・いけないって頭いいのにわかんない??」

『ゴンッ』とは、何の音かというと・・・ヤツが俺の弁慶を思いっきりけった音(泣)



パッと見るとヤツがこぶしを振り上げて・・・

「マジでギブだってえ!!!」

俺は目を固くつぶった・・・が??

ヤツは目の前にいなかった。

あれ??

どこ行きやがった!?



俺は立ち上がって少し走りながら出入り口へ行こうとすると、



「えいっ♪」



―――バタンッ―――



「もうマジやめてよ(泣)」

「弱すぎんのよあんたはっ!!!はははははは!!!」

今こいつが何をしたかって??

足をひょいっと出して、こかされました・・・
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