ヴァンパイア〜永遠の命

「なんでもありません!」

「何もないよ!伊織ちゃん」

伊月さんは、イラついてるようで

「…葉月…いい加減離してくれない?」

「げっ…」

「葉月!いい加減兄さんから、離れろ」

「みなさんケンカしないでください」

「はぁ…仕方ないね…葉月、水城、
ついて来なさい、」

「伊月さん…」

「伊織様…駄目です…
離れてください」

「イヤです!伊月さん!」
私は伊月さんのところに駆け寄った

「伊織…」

「今日なんのために来たんですか?
私が休めるようにじゃないんですか?
だったら、
私の言うこと聞いてください!」

「そうだな…ごめん」

「えっとごめんね、伊織ちゃん」

「すみません伊織様…」

「で、二人は、なんなんですか?」

「それは…」

「二人とも、止めないでくださいね!」

「「っ…」」

「兄さんを止めるなら、
僕が言います…
二人は婚約者同士なんです」

「でもそれは、親が決めたことで」

「そうだよ、だから伊織ちゃん…
別にそんな関係じゃないんだ、」

「どうしてですか?」

「え?」

「結婚しないんですか?」

「いや、」

「好きじゃないんですか?」

「いや、俺は、好きだよ?でも…」

「////」

「のろけはいい、さっさと入れ
まったく兄さんを、怒らせてどうする」

「うわっ…」

「わっ…」

ガラガラッ

「次は梅の間です
では、僕は、閏月と使います」


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