ヴァンパイア〜永遠の命
「まだ着かないんですか?」
「まだです…もう少しだと思います」
「あの…」
「ん?…なんですか、」
「天道さんにとって私は何ですか?」
「人間…」
「いや、そうじゃなくて、
友達とか…」
「友達…?
私は貴方に負け、
貴方に従うそれだけです」
「主従関係…?」
「まぁ、そうですね…」
「どうしてですか?」
「それがこの世界の秩序です」
「でも…私は友達だと、
思っています…」
「……私には理解しかねます
着きました…」
天道さんは私のドアを開け、
手を出してくれた…
それに私は手を出しつかまった
女なのに、エスコートするんだ…
そう思った…
「どうぞ、」
「ありがとうございます」