ヴァンパイア〜永遠の命
「えっと…ありがとうございました」
「君に言っておく
君は狙われている…」
「えっどうして?」
「それは、分かるだろう…」
「あなたは、怖くないの?
ずっとここにいて…
寂しくないの…?」
「もう、慣れた…」
世良伊織は、近づいてきて
鎖を外そうとしている、
「っ…」
「何をしているの…」
「何って…鎖を外してるんです…」
「それは君には外せない…
特別なハンターにしか外せない…」
「私はハンターです!」
ガンッ
「外れた…!」
世良伊織に、光が灯し
共鳴した
「えっ…なに…?」
「ヴゥヴゥ!」
これは、主従の鎖!
「なに?
私の体から鎖が出ててる…!」
「おもしろい…
世良伊織…」
「はいっ!」
「お前は、
我と契約するか…?」
「契約…?」
「主従関係だ」
「貴方の名前は何ですか…?」
「閏月(しゅんけつ)」
「私は…貴方と
主従関係になるつもりは
ありません…!」
「…!」
「私は…友達に、なりたいんです!」
鎖が巻きついていく
「よかろう、乗れ!
伊織…!」
「…はい!」
私は閏月と、外に出た…