これは絶対に恋じゃない
*2人目の再会
───……
「昨日は大丈夫だった?あの後、連絡ないから心配してたんだよ?」
「…ごめん。昨日はちょっと、いろいろ考えちゃって、舞香に連絡できなくて……」
加恵と再会を果たした日から一夜明けた。
時刻は、13時をちょっと過ぎた頃。
私と舞香は、大学の学食で少し遅めのランチを食べていた。
「まぁ、凛の中学の時の話ってあんまし、聞いたことはなかったけど…」
チラリと、私の反応を伺うように控えめに、舞香は私に話をふる。
「……うん、あんまり思い出したくないこともあって…」
「そっか。なら、無理には聞かないけど、本当にどうしようもなくなったら話すんだよ?」
「わかった、ありがとね」
本当に、舞香のこういうサバサバしたところに私、結構救われてる。
改めてそう感じて、思わず、頬が緩んだ。