これは絶対に恋じゃない
あまり、悪びれた様子もなくニコニコと、笑みを浮かべ、私に謝る舞香。
そして、そんな彼女に軽くため息をもらす私。
すると、
「あ、そういえば!私、次講義入ってたんだった!」
突然、焦ったように、舞香が声をあげた。
彼女の言葉にちらりと、食堂の時計に目をやると、いつの間にか次の講義が始まる時間になっている。
「私は、今日終わりだから、食器片付けとくよ。次の講義、休講になったみたいだし」
「マジ??助かるー!!ありがとう!!また、この話は今度するから!」
「わかった。私はもう今日帰るから、また明日ね」
「了解。んじゃ、またね!」