これは絶対に恋じゃない
「…舞香~、変なこと言わないでよ。広瀬くんは、友達だってば」
ニヤニヤと、意地悪く笑う舞香を横目で軽く睨む。
でも、
「うそうそー!ちょっと、舞香、何でもっと早く私に教えないの!で、広瀬くんってどういうタイプよ?」
「そうね~まぁ、少し性格に胡散臭そうな所あるけど、顔もいい方だし、爽やかなモテ男ってかんじ?」
と、すでに舞香も、晴海も私の言うことなんか全く耳に入ってこないようで。
2人で、どんどん話を進めていく始末。
こうなると、もう私が何を言っても止まらないのは長いつきあいから把握している。
…はぁ…。
心の中でそっとため息をついた。
その時、
あ、広瀬くんから、LINEきてた…。
徐に、見たスマホに広瀬くんからのメッセージを見つける。