これは絶対に恋じゃない
 

たぶん、さっきの話についてだろうな…中途半端で終わってたし…。


そう思いつつ、私はメッセージを確認する。


『古谷さん、遊びに行くの大丈夫そうかな?』


案の定、話題は、先ほどまでの遊ぶ計画について。


あ!そういえば、私、広瀬くんに舞香が行けるって連絡するの忘れてた…!


『返事遅くなってゴメンね。うん!舞香大丈夫だって』

 
急いで、そう広瀬くんに返信した。


『そっか!よかった。じゃあ、都合のいい日あったら教えてくれる?』


広瀬くん、はやっ…

もしかして、待たせちゃってたのかな?


予想以上に早くついた既読と、返信に少し驚きつつ、私は目の前の舞香に声をかけた。


「舞香、広瀬くんからLINEで遊ぶ日いつがいいってきてるんだけど、都合いい日ある?」






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