これは絶対に恋じゃない
真っ直ぐ目をそらさずに悠希を見つめると、
少し驚いたように彼は目を丸くした。
そして、
「あぁ。オレも…凛ともっと話したいって思ってた」
フワッと、柔らかい笑みを浮かべ、そう答えてくれる。
「…ありがとう…あ!そうだ、とりあえず、何か飲む?喉乾いたでしょ?すみませーん」
近くにいた店員さんを私が呼んだ。
「ご注文お伺い致します」
「…じゃあ、アイスコーヒーで」
「アイスコーヒーですね。かしこまりました」
注文を済ませ、店員さんが去ったあと、
「…で、オレに聞きたいことって?」
不思議そうに私に問いかけてくる悠希。