これは絶対に恋じゃない
告白…今?じゃあ、二人は一緒にいるのか??
え?凛の返事はどうだったんだ…?
頭の中でゴチャゴチャと、駆け巡るたくさんの疑問。
「…ッ、それで…凛は?」
「凛ちゃん?さっき、別れてきたとこ。悠希たちとよく行くカフェにまだいるよ」
「…そっか。わかった。教えてくれてありがとな。じゃ」
それだけ告げ、一方的に、電話を切る。
電話口で広瀬がまだ何か言っていたような気がするが、無視して、電話を切った。
そして、
急いで荷物を鞄に詰め、その場を後にする。
…よく行くカフェか。こっからだとまぁまぁ距離あるな。バス…いや、走った方が早いか。
一瞬で考えをまとめ、オレは走り出した。
…もういい。凛が広瀬にした返事の答えなんて…。
凛と広瀬が付き合ってたとしても…フラレることになったとしても…
オレも凛に伝えなきゃいけないことがある。
中学時代、凛と会えなくなってから死ぬほど後悔した。
せっかく再会できたんだ。
だから、もう後悔だけはしたくない。
そんな思いを胸に抱え、オレは、カフェまでの道のりを走ったのだった。
広瀬からの電話~CALL 2~*END*