砂~限りある時間のなかで~
無視と慰め
あれから、2人が一緒にいるところを見ることはなかった。
「内緒にしててね。」
と言われ、黙ってはいるけど。
時々見る、他の女子と楽しそうにしている深田くんを見つめる美咲ちゃんは、今にも泣きそうな顔をしていた。
もし、止めてと言えば、彼なら止めるだろう行為を美咲ちゃんは言わない。
それは深田くんが彼女がいると周りに思われるから。
それは何となく分かっていた。
本当にそれでいいのかな?
「内緒にしててね。」
と言われ、黙ってはいるけど。
時々見る、他の女子と楽しそうにしている深田くんを見つめる美咲ちゃんは、今にも泣きそうな顔をしていた。
もし、止めてと言えば、彼なら止めるだろう行為を美咲ちゃんは言わない。
それは深田くんが彼女がいると周りに思われるから。
それは何となく分かっていた。
本当にそれでいいのかな?