俺、お前に惚れてんだけど。
もう時期を過ぎちゃったし、絶対残ってないって思ってたのに!
やっぱり本場のうさニャンハウスなだけあるなー!
品揃えがすごく豊富で、中には限定のカフェまである。
「あっ!ハウス限定のうさニャンバッグまでっ!可愛い〜!」
あちこち目移りして、気付くとどんどん奥まで進んでいた。
来たくてたまらなかったけど、友達はみんなうさニャンに興味ないし、電車で1時間の距離だからそう簡単にはいかなかった。
奏太は都会は怖いからって嫌がるし、真田君に至ってはあたしが行きたいと言うと『幼稚園児みたいだね』って軽く流されて。
今思えば、それもゲンメツされる要因のひとつだったのかも。