俺、お前に惚れてんだけど。
ずっと、笑い合っていられるでしょ?
2人は何か言いたそうな表情をしていたけど、何も言って来ることはなかった。
「あ!ねぇ、奏太君いる?久しぶりに会いたいんだけど」
杏が嬉しそうにあたしに聞いて来る。
「いると思うよ〜!どこにも行かないって昨日言ってたから」
杏が「呼んで来て」と言うので、立ち上がって部屋を出たあたしは隣の部屋に向かった。
ーーガチャ
「!!」
ドアを開けると最初に飛び込んで来たのはーー。
「え……!?な、なんで!?」
「しーっ!声が大きいから」
奏太にたしなめられたあたしは、思わず両手で口を押さえた。
な、なんで久間君が奏太の部屋のソファーで寝てるの?