俺、お前に惚れてんだけど。
ーードスンッ
床に尻もちをついてしまい、大きな音を立ててしまった。
わー!!
ヤバい!
起きてないよね?
「く、久間君……?」
立ち上がったあたしは、抜き足差し足で久間君が寝ているソファーまでゆっくり歩み寄る。
久間君の顔は見えないけど、規則正しい寝息はさっきと変わらない。
ホッ
良かった。
起きなかったみたい。
それにしても、奏太の部屋は相変わらず綺麗に整頓されてるよね。
出したら出しっぱなしのあたしの部屋とは大違いだ。
なんて思いながら部屋をぐるりと見回していると。
「志帆……?」
ーードキーッ