俺、お前に惚れてんだけど。


「やべぇ。マジで嬉しい……」



うっ。


そんなにストレートに気持ちをぶつけられたら、反応に困るじゃん。


だけど、嫌だとは思わなくて。


むしろ余計にドキドキした。



熱がこもった真剣な眼差しに、心臓が今にも張り裂けそうだよ。


今まで逃げて来たけど。


あたし……久間君のことがっ。



「好き……かも」



うん。


きっとね。


多分そう。


だって、こんなにもドキドキしてる。


もう、自分の気持ちにウソはつけない。


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