俺、お前に惚れてんだけど。


あたし……こんな大胆なことするキャラじゃなかったのに。


恥ずかしすぎて、心臓がバックンバックンしてる。



「お、おい……お前なぁ」



密着しているせいで、晴斗が喋ると振動が伝わって来る。


筋肉のついた引き締まった胸板も、男らしくてがっしりした首回りも、頼りがいのありそうなしっかりした腕も。


その全部にドキドキさせられる。



や、やばい。


心臓が破裂しそう。


ううん、破裂する。


絶対する……。



「んなことされると……止まんなくなるけど?」



へっ?


その言葉の意味を考える間もなく、あたしの体に晴斗の手がキツく回される。


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