俺、お前に惚れてんだけど。
えっ?
な、なに?
さっきよりもギュッと密着して、抱き締め合ってるこの格好。
やばい。
いくらなんでも、これはやばい。
「は、晴斗……く、苦しいよ」
「志帆が悪い。もう、止まんねーから」
「……えっ!?」
晴斗は抱き締め合ったままの格好で、あたしの首筋に顔を埋めた。
くすぐったくて思わず体がビクッと反応する。
「やべー、風呂上がりのこの匂いとか。たまんねー」
「ちょ、ちょっと……くすぐったいよ。ひゃあ!!」
首筋にヌメッとした感覚が走って、思わず背筋がゾクッとした。
な、なに今の……。
もしかして、首を舐められた……?
「ひゃあ!ちょ……本当、ふざけないで」
必死に引き剥がそうとしてみても、晴斗の体は一向に動かない。
首筋を攻められて、体がビクビク反応してしまう。
このままだと、変になりそうだよ。