俺、お前に惚れてんだけど。
「そのエロい顔……つーか、今も俺……結構やべー」
「……えっ!?」
な、なにそれ。
そんな顔してないもん。
や、やばいって何が……?
そう思ったけど。
背を向けて髪の毛を掻き回す晴斗の後ろ姿を見ていたら、なぜかそれを問うことは出来なかった。
そっと起き上がり、ベッドに腰掛ける。
晴斗はしばらくこっちを向いてくれなかった。
「これ以上いたらやべーから、帰るわ」
「えっ?あ、うん……」
よくわからないけど頷いた。