俺、お前に惚れてんだけど。
新しい生活が始まって数日が経ったというのに、未だにあたしには友達がいない。
それもこれも全部、悪魔(=あ久間)のせい。
「なに照れてんだよ。放課後、行きたい所に連れてってやるっつってんのに」
「照れてないし、行かないからっ!それに、久間君と行くくらいなら1人で行くし」
「はぁ?んなの認めねーし」
「別に認めてもらわなくて結構だからっ」
プイとそっぽを向いて机に突っ伏す。
もう、話しているのも疲れた。
というよりも、久間君と話しててもラチが明かない。