俺、お前に惚れてんだけど。
図々しく部屋に入って来た久間君は、あたしの許可もナシにベッドの端っこに腰を下ろした。
反射的に起き上がり距離を取る。
「遅くまで何やってたんだよ?まさか、ナンパされたとか?」
反対に距離を詰めて来る久間君の顔は、どこか不機嫌そう。
威圧感があって、何となく背筋がヒヤリとした。
「な、なんで久間君にそんなこと言わなきゃいけないの?彼氏でもないくせに」
プイと顔を背ける。
だいたい、干渉しすぎなんだって。
いい加減ほっといてよ。
「じゃあ彼氏になってやるから何してたか教えろよ」
「はぁ?結構です」