私の弟がヤンデレ過ぎて困る。
速く、風を切って、駆け抜ける。







目の前の廊下を走り抜けて、階段も段数をとばし、とばし、走る。






不思議と息は辛くならなかった。



それよりも、ただ、河原君や野次馬のクラスメイトからショウを引き離す事に必死だったからだと思う。


何よりも、あの場所から。








そして、たどり着いたのが、誰も立ち入る事の無い、学校の屋上だった。













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