私の弟がヤンデレ過ぎて困る。
二月、中学生の受験シーズン到来でもあり、大学の一般入試の受験シーズンでもある二月だが、この寒さは有り得ない。
布団にくるまり、身を震わせる。
寒い。なんて、寒さだ。
これは、おかしい。
布団の中にある体温が、寒さに吸いとられるかのようだ。どんなに身を擦っても、暖かくならない。冷え性の私には、致命的だ。
だが、脚が布団の中で、なにか暖かいものに触れた。それは、私の脚に絡まるようにそっと、私の脚を暖めた。
まさか、と変な予感が脳裏に渡り、思わずベットから起き上がった。
「…おねぇちゃん。おはよ。」
にっこり、と効果音が付属されそうな笑顔で私にモーニングコールをする私の弟。ショウ。私にとっては、デスコールなのだが。
『…おはよう。ショウ。…ちょっと、聞いて良いかな?なんで、いるの?』
ぎこちなく、笑顔で聞いてみる。
すると、弟はふわっと両手を広げて私に抱き付き、私の胸元で顔を埋めながら、こう言った。
「おねぇちゃんと、一緒に寝たいなぁと思って。だって、おねぇちゃん、前みたいに、俺からおねぇちゃんの部屋に行かないと一緒に寝てくれなくなったじゃん。…俺は、いつでもおねぇちゃんと一緒にいたいのに。」
弟は、哀しそうに目を細めて、私の顔を見た。つい、同情してしまいたくなったが、視界に入ったものがそれを許さなかった。
「……あのさ、私…自分の部屋で寝る時は、いつも【鍵を閉めて】寝てたんだけど、どうやって入ったの?」
「…フフ…ないしょ。」
先程とは、うってかわってニコニコ笑って、私の胸元にすりすり頬擦りをする。おねぇちゃんの匂いがする。と幸せそうに微笑んで、私の背筋を寒くさせる。
これが、私と弟の日常です。
布団にくるまり、身を震わせる。
寒い。なんて、寒さだ。
これは、おかしい。
布団の中にある体温が、寒さに吸いとられるかのようだ。どんなに身を擦っても、暖かくならない。冷え性の私には、致命的だ。
だが、脚が布団の中で、なにか暖かいものに触れた。それは、私の脚に絡まるようにそっと、私の脚を暖めた。
まさか、と変な予感が脳裏に渡り、思わずベットから起き上がった。
「…おねぇちゃん。おはよ。」
にっこり、と効果音が付属されそうな笑顔で私にモーニングコールをする私の弟。ショウ。私にとっては、デスコールなのだが。
『…おはよう。ショウ。…ちょっと、聞いて良いかな?なんで、いるの?』
ぎこちなく、笑顔で聞いてみる。
すると、弟はふわっと両手を広げて私に抱き付き、私の胸元で顔を埋めながら、こう言った。
「おねぇちゃんと、一緒に寝たいなぁと思って。だって、おねぇちゃん、前みたいに、俺からおねぇちゃんの部屋に行かないと一緒に寝てくれなくなったじゃん。…俺は、いつでもおねぇちゃんと一緒にいたいのに。」
弟は、哀しそうに目を細めて、私の顔を見た。つい、同情してしまいたくなったが、視界に入ったものがそれを許さなかった。
「……あのさ、私…自分の部屋で寝る時は、いつも【鍵を閉めて】寝てたんだけど、どうやって入ったの?」
「…フフ…ないしょ。」
先程とは、うってかわってニコニコ笑って、私の胸元にすりすり頬擦りをする。おねぇちゃんの匂いがする。と幸せそうに微笑んで、私の背筋を寒くさせる。
これが、私と弟の日常です。