私の弟がヤンデレ過ぎて困る。
HRが終わり、やって来た放課後。


今日は、掃除当番は無いけど、るいちゃんの担当の教室掃除を手伝う。


これが、親友ってモンでしょ。



黒板を綺麗に掃除していると、
(メールだよ。メールだよ。)と聞き慣れた効果音が流れた。




誰からかもう、分かっていたが、一応確認してみる。






《今日は、部活あるから帰りは6時ぐらいになりそう(>_<)それまで、おねぇちゃん待っててくれる?》


弟からのメールだった。



返事は決まってる。


《分かった。いつもの場所で、待ってるから。部活頑張って。》



ただ、それだけ。
自分でも味気ないメールだと思うが、家族とメールする分だと、これで良い感じがする。





メールを発信してから、5分後。
弟からメールが来た。



《うんo(*⌒―⌒*)o俺頑張るよ!》





そうか、そうか。頑張ってくれ。私はいつもの図書室でコンポタ飲んで待ってるから。



弟のメールのやり取りも終わり、掃除に専念する。





すると、担任の佐藤が現れ、もうこれぐらいで良いからな。と言って、早々に教室掃除を終わらせてしまった。





あの、先生。まだ終わって無いんですけど。




だが、担任が教室を出た後、クラスメイト全員が帰り仕度を始めた。







まぁ、良いか。



掃除の当番、私じゃないし。





そう思い、皆と合わせて掃除を止めた。


帰る仕度をしている中、るいちゃんが、掃除手伝ってくれてありがとう。と言いに来てくれた。



るいちゃんのそういうトコ結構好きだよ。と言うと、るいちゃんは照れくさそうに笑った。









るいちゃんのお茶が効いてきたみたい。


胸焼けと吐き気は、もう治まっていた。
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