堕ちるのに一秒もかからない

あれから、あの人とおにぃが一階に降りていった。。


私はというと自分の部屋に入るなり、崩れるようにベッドにダイブする。


『はぁーーーー』



だよ…ね?これって、だよ…ね?



認めたくないけど、絶対にこれは一目惚れ。


目を閉じて呼吸する



昔が蘇るんだ。どうしても…


どうしても、あの事がよぎる。


好きになった人に、もう絶望したくない。



怖い。



どうしよう。



涙が溢れる



階段から、誰かがあがってくる。



おにぃだ。


ぐっと涙をぬぐう。


ガチャー


『あやーって、どした!?』


涙はとめられても、目の腫れは収まってくれない。













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