堕ちるのに一秒もかからない


『れぉさんっ!?』

塩タンを頬張っていた綾花が突然声をかけてきた男の人の顔を見て驚く。

あれ?


綾花、いま、レオさんっていった?


って、ことは…。


『やっぱりあやちゃんだ!あやちゃん達も焼肉?』


ニッコリそう笑う男の人…めちゃくちゃ恰好いい。


あやちゃんw顔真っ赤w


『は、はい!友達のあおいってゆんですけど…今日一緒に買い物してて…』


『へぇーそーなんだ。はじめまして、あおいちゃん。あっ、あやちゃんいまからハルくるよ?』


『えっ!?』


レオさんの笑顔での挨拶は素敵だったけど、その後の言葉に反応したのは私だった。



ハルさんがくる!?


どうしよう。焼肉で臭くて、メイク崩れてるかもしれないのに!!!

なんで、焼肉なんかー!!!


いや、でも、焼肉こなかったら綾花はレオさんと会えてないわけだし!


なんてもやもやしてると


『あれ?レオっ…て、綾花じゃん。あっあおいちゃん!久しぶりだね笑』


ハルさん来ちゃったよぉー!!


『お、お、お久しぶりです泣』


そんな反応のわたしを見て面白がった綾花がにんまり笑ってる。


なにあの顔。はらたつ泣


『あっ!そうだ!おにぃとレオさんここで一緒に食べません?』


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