堕ちるのに一秒もかからない
『あの子』はるside
繁華街の横にある小さなコンビニ
他にもたくさんのコンビニがあるが、やっぱり足はそこへいくんだよなー。
少しの緊張と笑顔の準備をする俺。
『いらっしゃいませー。』
ほら、いた!
ボブカットで前髪に青いヘアピンを付けてるあの子。
ここの定員さんで一年前からいる。(たぶん)
ニコッと俺が会釈するとちらっと目が合う。
フッと向こうの棚に行ってしまう。
すかさず缶コーヒーと好物の苺のヨーグルトを手に取る
小さい頃からこれだれは好きだった苺のヨーグルトは繁華街のコンビニでここにしか売っていないんだよねー。
レジに彼女が入ったのをみて、商品を持っていく。
俺ってちょっと、ストーカー?
いやいや、違うでしょ(笑)
のりツッコミしながら商品を置くと、背が低い彼女と目が合う
『326円になります。ポイントカードはお持ちですか?』
見上げる形になる彼女…
名札には『白石』の文字。