堕ちるのに一秒もかからない
『おはよう綾花!今日は寝坊しなかったの?』
なんて冗談をゆってくるのは友達のあおい。
ずっと一緒にいてくれる。
『寝坊なんてしないよー!』
なんて言ってても今日はほんとに寝坊仕掛けてたことは秘密。
『あっ、あのね?綾花ー。』
『ん?どしたの?』
顔を赤らめてるあおい。
『す、好きな人がいてさー。』
『……。』
『あれ?あれ!?綾花?なんか言ってよー!』
『……………………ほんとに?!!え?どんな人っつ!』
『えっ?ぁ、うん!コンビニによくくる人なんだけど…。かっこよくて』
『へぇー!あおい!良かったね!恋だね恋!!どんな人か見てみたいー♡』
『えええー!いいよ!なんか恥ずかしいし!』
なんて言って真っ赤な顔を小さな手で覆う仕草すら可愛い。
でも、ほんと見てみたい!!
かっここいいのかー!
………。
『あ、あや?どしたの?』
『えっ?あぁなんでもないよ!』
ほんとに、なんでもない…。