ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】
「世間を騒がせている一大ニュース。まさかその解決に手伝える日がくるなんて思いもしなかったわ」
「え、美玲?」
「いーっつもいっちばんカッコイイところは翔太が持っていくからなあ。今回くらいはあいつに見せつけてやりてぇんだよな」
「え、雅人?」
やる気に満ちている二人は目をらんらんと輝かせてあたしに言った。
「三人でこの事件を解決しましょう!」
目を丸くするのはあたしだけだった。
「え、でも二人とも学校があるんじゃ…」
けれど二人とも不敵な笑みのまま「大丈夫」と言った。
「もちろん授業にはちゃあんと出るから心配すんなって。まあ、細かいところは気にしなくていい」
「そうそう、こんな面白いこと由良が独り占めしようだなんて抜け駆けは許さないわよ」
「抜け駆けって…」
二人のやる気とこの目の輝き。
何を言っても引かないことが分かって、あたしは「分かったよ」と諦めざるを得なかった。
「ここで事件の真相を突き止めるだけだよ。聖獣との戦いの場には連れて行かないからね?」
釘を刺すように言うけど、二人とも「はーい」「分かってるって」と軽い調子で笑って答える。
本当に分かってるのかなとあたしは頭を抱えた。
「え、美玲?」
「いーっつもいっちばんカッコイイところは翔太が持っていくからなあ。今回くらいはあいつに見せつけてやりてぇんだよな」
「え、雅人?」
やる気に満ちている二人は目をらんらんと輝かせてあたしに言った。
「三人でこの事件を解決しましょう!」
目を丸くするのはあたしだけだった。
「え、でも二人とも学校があるんじゃ…」
けれど二人とも不敵な笑みのまま「大丈夫」と言った。
「もちろん授業にはちゃあんと出るから心配すんなって。まあ、細かいところは気にしなくていい」
「そうそう、こんな面白いこと由良が独り占めしようだなんて抜け駆けは許さないわよ」
「抜け駆けって…」
二人のやる気とこの目の輝き。
何を言っても引かないことが分かって、あたしは「分かったよ」と諦めざるを得なかった。
「ここで事件の真相を突き止めるだけだよ。聖獣との戦いの場には連れて行かないからね?」
釘を刺すように言うけど、二人とも「はーい」「分かってるって」と軽い調子で笑って答える。
本当に分かってるのかなとあたしは頭を抱えた。