ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】
「なんでお前はこんなもんまで使えるんだよ!」と雅人は驚いているのか怒っているのか、どっちつかずの反応をする。
「大体、封印結界の呪文(スペル)なんてどこで知ったんだよ!聖獣を封印できるのは古代魔法だぞ!?」
問われた俺はまっすぐ由良を指さしながら言った。
「俺だって知らなかったから、由良が言った呪文(スペル)を真似した」
その言葉に美玲も雅人も由良を見る。
すると由良はその視線に少し気まずそうに俯きながら答えた。
「えっと、魔法石を使うだけだったから…。それにあたし、特別な呪文なんて使ってないよ」
「いや、特別な呪文なしに古代魔法使うとか無理だろ!」
雅人はいつになく的確につっこむのだが、けれど由良の言っていることも本当だった。
「なんか、流れ込んできた?っていうか、口走ったっていうか…」
「…古代魔法の呪文を口走るなんて由良くらいよ」
美玲の呟きはもっともだ。雅人はぽかんと口を開け言葉を失っている。
ほんと、この天然馬鹿の言うことは常人の想像のはるか上をいく。
そうは思うけれど、しかし由良は嘘をついているわけではなかった。
呪文が流れ込んでくる感覚は俺にもあった。
まるで昔から知っていたみたいに、身体に馴染んでいくような。
どうしてだろうか。
「ガーネットだからか?」
「大体、封印結界の呪文(スペル)なんてどこで知ったんだよ!聖獣を封印できるのは古代魔法だぞ!?」
問われた俺はまっすぐ由良を指さしながら言った。
「俺だって知らなかったから、由良が言った呪文(スペル)を真似した」
その言葉に美玲も雅人も由良を見る。
すると由良はその視線に少し気まずそうに俯きながら答えた。
「えっと、魔法石を使うだけだったから…。それにあたし、特別な呪文なんて使ってないよ」
「いや、特別な呪文なしに古代魔法使うとか無理だろ!」
雅人はいつになく的確につっこむのだが、けれど由良の言っていることも本当だった。
「なんか、流れ込んできた?っていうか、口走ったっていうか…」
「…古代魔法の呪文を口走るなんて由良くらいよ」
美玲の呟きはもっともだ。雅人はぽかんと口を開け言葉を失っている。
ほんと、この天然馬鹿の言うことは常人の想像のはるか上をいく。
そうは思うけれど、しかし由良は嘘をついているわけではなかった。
呪文が流れ込んでくる感覚は俺にもあった。
まるで昔から知っていたみたいに、身体に馴染んでいくような。
どうしてだろうか。
「ガーネットだからか?」