ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】
姫は「紹介しますわ」とにこにこ微笑んだ。
「わたくしを守護してくださる、"サファイア"の翔太さんと、"ガーネット"の由良さん」
「お二人にもご紹介しなくてはね」と言うとあたし達の方を見て、その人を紹介してくださった。
「こちらはわたくしの側役の晴人ですわ」
翔太の表情が崩れる。目を見開いて、口を堅く閉ざしている。晴人さんは信じられないという顔をしながら翔太を見つめている。
「ゆ、由良です。よ、よろしくお願いします」
頭を下げると、晴人さんはぱっと明るい笑顔で、「晴人と申します。こちらこそよろしくお願いします」と話された。
人当たりの良い軽やかなこの笑顔を、あたしはどこかで見たことのあるような気がする。
記憶をさかのぼって思い出そうともしたけど、それよりも翔太が何も話さないことに気づいてはっとそちらを見た。
翔太は何も言わないでただまっすぐに晴人さんを見ていた。
その瞳はひとつの感情ではなくて様々な感情が渦巻いているようにも見えて、なんだか複雑な顔をしていた。
「そうですわ」
姫様はぽんと手を合わせてこんな提案をしてくださった。
「お二人にお願いしたいこととお話したいことがありますの。お茶でもしながらお話しましょう?」
「わたくしを守護してくださる、"サファイア"の翔太さんと、"ガーネット"の由良さん」
「お二人にもご紹介しなくてはね」と言うとあたし達の方を見て、その人を紹介してくださった。
「こちらはわたくしの側役の晴人ですわ」
翔太の表情が崩れる。目を見開いて、口を堅く閉ざしている。晴人さんは信じられないという顔をしながら翔太を見つめている。
「ゆ、由良です。よ、よろしくお願いします」
頭を下げると、晴人さんはぱっと明るい笑顔で、「晴人と申します。こちらこそよろしくお願いします」と話された。
人当たりの良い軽やかなこの笑顔を、あたしはどこかで見たことのあるような気がする。
記憶をさかのぼって思い出そうともしたけど、それよりも翔太が何も話さないことに気づいてはっとそちらを見た。
翔太は何も言わないでただまっすぐに晴人さんを見ていた。
その瞳はひとつの感情ではなくて様々な感情が渦巻いているようにも見えて、なんだか複雑な顔をしていた。
「そうですわ」
姫様はぽんと手を合わせてこんな提案をしてくださった。
「お二人にお願いしたいこととお話したいことがありますの。お茶でもしながらお話しましょう?」