地獄―消えた存在―
初日ではうまくやってた。

うちのクラスの、佐伯理枝。


私と、美沙がとても仲がいいのを見て・・


『美沙はうちらのグループに入れて、夢月。あいつは、ヒトリボッチにさせよっか』

そんなうわさが流れ込んだ初日。
大丈夫だろうと思ってた。




次の日―

中学校に到着し、教室に入った。
『美沙はもう到着?かな』
教室の前に着いたからドアを開けた。
『おはよー!』
シーン・・・

あれ?みんなどうしたの?

美沙がいる!美沙に聞けば分かるよね!

『美沙、おは・・』
『美沙ー。行こー』
『うん!理枝待ってぇー』



美沙は私が居ないかのようにとおりすぎていった・・・



え・・・




私の背筋は氷のように冷たくなり、辺りが悪夢へと変わっていった・・・
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