距離
早いとか遅いとか、付き合ってるかそうでないかは関係ない気がする。
そういう空気になったことがないわけでもない。が、必ず気まずくなってしまうのだ。



…−距離だ



間違いない。
これが私と裕真の距離だ。

出会ったころはお互いの視界の端っこに居たのだ。それに比べれば、今は手が届きそうな距離になっているではないか。

心配することなんてない。
分かってる。
でも……

手は届かない、あの日の星のようだと感じた…
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