距離
予想外の返答に顔が熱くなるのが分かる。

あぁ、私はこの人が好きだ。

初めてそう感じた。
今変なことを言って嫌われたくない。
出会いなんて、どうでも良いのではないか。

裕真が私の頬に触れた。
あまりの突然なことに、体がびくっと反応する。

裕真が困っている顔をしたので、私はつい目を閉じてしまった…
< 31 / 101 >

この作品をシェア

pagetop