距離
するといきなり真奈は裕真に振り向き
「私の時は一度も楽しそうにしてくれなかったのに!!!」

ドスッ、とニブい音がしたかと思うと、裕真のお腹から赤い液体がドボドボ流れていた。


私は驚きのあまり声も出なくなっていた。


真奈はただ呆然と立ち尽くし、たまたま通りかかった人が救急車を呼んでくれた。
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