近くて遠い

私は親や友達の前では弱い自分を見せられない。

「私がしっかりしなきゃ。」
そう、思うから。




ぼーっとしていると、12時を過ぎていた。

「ご飯を食べて準備しよ。」

ここからOFFからONへ切り替わる。
素早く準備を済ませ、ご飯を食べる。

「お姉ちゃん、どっか行くん?」
尋美が顔をだす。

「うん。花那と公園で遊んでくるわ。」

私は靴を履き、外へ飛び出した。
< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop