君への手紙
『光那光那光那ーー!』

後ろから聞こえる友だちの声

「ん?
有希そんなに走ってどうしたの?」

よっぽど走ったのか
息を切らす有希

『あ、あのね。
光那にいい知らせがあるの』

目を輝かせて話す有希

「え?あ。うん。どうしたの??」

なんだろ

いい知らせってなんだろ?

『知りたい?』

じらす有希

「早く言えよ」

思わず笑う私

でも有希はなかなか言わない

焦らされると気になる私

『当ててみて』

楽しそうに話す有希

「もったいぶらないで教えんかい」




『もうそんなに怒んないでー。』
『あのね一個下の侑真知ってるやろ?
あいつがな光那の事すきみたいよ』

あぁ。侑真が私の事すきか

...

「えええええええーーー!!」

びっくりしすぎて思わず大声を出す私
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