君への手紙
なんだろ
吸い込まれそうな瞳
長いまつげ
綺麗な形の唇
私、夢でも見てんのかな?
....『ひゅーひゅー』
盛り上がる周りの声で我に帰る
.....ん?
これは...?
まさか...
あいつらやりやがったな
「いやああああああ」
私は思わず叫んだ
そう。侑真だ
あいつが目の前にいた
『あー。侑真にやけてんのー』
後輩たちが冷やかしてるのも気にせずに
「ちょっと!なにしてんのよ!!」
ドキドキする胸を抑えながら
友人たちを説教する
『ごめんごめん。
侑真が光那に会いたいって言うから』
笑いながら話す友だち達
「え..?」
侑真が私に会いたかった..?
横目でちらっと侑真を見る
そこには顔を真っ赤にしてる侑真と
目が合った
ドキドキする
顔が熱い
私どうしたんだろ..?
なんで目をそらせないんだろ?
この時に私と侑真の恋の歯車は
回ってたのかな..?