君への手紙
君の二人で
あの日から毎日のように

友だち達から冷やかされてる私


『昨日のドラマほんとやばかったよねー!』

「やばかったやばかった。キュン死したもん」

ある日廊下を友だちと
話しながら歩いてると


ドンッ

肩に鈍い痛み

「痛っ!あ。ごめんなさい」

慌てて頭を下げる

『いや!大丈夫っすよ!』

ん?この声は

恐る恐る頭をあげる

『コイツらが押して光那さんに
ぶつかっちゃって悪いのは俺っす』

固まる私に動揺しながら話すあいつ

やばい

体が動かない

動かない私を引っ張る友だち

『光那どうしたの?もしかして...』

『侑真に惚れたとか!!?』

...
「ちょっ。声デカイって!!」

パニック寸前の私を見て勘づいた有希

『とうとう光那にも青春到来ね』

冷やかす有希

好きか、

私、侑真に惚れたのかな..?

わかんない

でも会うたびドキドキしちゃう

「分かんないよ..まだちゃんと話したこともないし..」

うーん
横で悩む有希

『..じゃあ今日一緒に帰りなよ!!』
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