最後の恋愛Ⅱ
気まずい雰囲気の中で、とりあえず時間だけは過ぎていく。

そして、大麦も不機嫌なまま

何もアクションなし

いい訳とか急いでしないあたりが余裕があるんだよなぁ

何なんだろ

今日の朝から、何か変だよね

大麦・・

「森くん」

完全にボォッとしてた私の背後から声がかかった。

慌てて振り返りながら「はい」と返事する。

そこにいたのは、その変な大麦だ。



あ、何だ何だ?

「ランチ、一緒にどうかな?たまには。」

「え、ら・・・」

いやいや、ランチなんかこれまで一度だって一緒に行ったことないし。

まぁ、でも変なことじゃないっていえばないわけで

ぐるぐると返事を考えている間に日下部さんが近付いてきて言う。

「あ、私も一緒に行きたいです!」

おお

日下部!

良いぞ、ぐっジョブ!
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